音楽とウイスキーを愛するData Analyst
    @ ABBEY ROAD NW8 Nov.1990

令和の米騒動

気が付けば4週間ぶりの更新になってしまった。

 

「令和の米騒動」と巷ではいわれているが、平成にも米騒動があった。

今から32年前の1993年(平成5年)。
長梅雨・冷夏の影響でコメの収穫量が減少した年。
経済調査や消費者調査に携わっていた頃なのでいまでもよく覚えている。

農林水産省の作物統計でみると、この年の米の作況指数は74。
米の作況指数終戦の年から現在までおおよそ100前後で推移している。
多少の上下変動はあるが、毎年、計画?予定?想定?どおりの収穫量をほぼ維持できていることになる。
そうした中で、1993年の作況指数終戦の年の67についで2番目に低い水準となった年だった。

「作物統計」農林水産省

子実用のコメとは主に食用を目的として生産しているものである。

 

1993年の梅雨入りは例えば関東甲信地方では5月30日。
7月29日にいったん梅雨明けが宣言されたが8月はくもりと雨の日が多く、
9月に入って梅雨明け宣言が撤回された経緯がある。
また、8月の平均気温も平年より低かった。

1993年の「米の供給不足」は、天候要因による「不作・凶作」という原因がすぐに可視化されていた。このため、価格も少し上昇していた記憶はあるが、秋には米の緊急輸入措置が取られている。

我が家でも「タイ米(長粒種)」を買った覚えがある。
当時は30代であまり米や和食にはこだわらなかった頃だったせいか、カレー、チャーハンならこれでもいいよねという感じだったし、食生活は多様化して、そば・うどん、パン、パスタなど、米にかわる主食用食材は普通に手に入るので、「コメがない」「コメが高い」と焦ることも、困ることもあまりなかったように思う。
少なくとも、自分の周りでは、「令和の米騒動」のような価格高騰に悲鳴を上げる消費者という光景ではなかった。

今回も、猛暑によるコメ作への影響という話をどこかでみたが、作況指数をみる限り、2023年、2024年とも101である。減反政策で作付け面積は減少しているが、作付けに対してそれなりのコメ収穫量が上がっていることになっている。
「令和の米騒動」は、統計データでみる限りにおいては、1993年のような天候要因にようる不作が主因ではなさそうだが、ゆえに対策が後手にまわった可能性もある。

 

確かに減反政策によって作付け面積も収穫量も減少が続いているが、同時に人口も減っている。
人口一人当たりの米収穫量は減少しているが、家計調査などの消費統計をみても、家計における一人当たり米購入量(需要)は減少傾向にある。家計調査が現在の日本の家計全体の実態をどこまで代表している統計といえるかは議論の余地があるとしても、食生活が多様化する中で家計のコメ需要量は依然として減少傾向にある可能性を示している。

ニワトリが先か卵が先かはわからないが、下のグラフをみると、人口減少とコメ需要の減退という社会動向を捉えながら、減反によって需給バランスの調整がうまく図られてきたようにもみえる。

確かに、2017年以降の人口一人当たりのコメ収穫量は、平成の米騒動の時と同じかやや下回る水準に低下している。しかし、今回の騒動が大きくなったのは昨年以降である。2017~2019年も収穫量はほぼ同水準だが、コメ騒動は起きていなかった。

「作物統計」農林水産省 「人口推計」総務省より作成

 

米の生産や流通に係る不透明な点、今回の流通不全、価格高騰の発生理由等々
今後に向けて解明すべき点はいろいろとあるはずだ。例えば、

作況指数は例年並みであるのに、米は本当に足りなかったのか?
 ・足りていたしたら、米はどこへいってしまったのか?
 ・逆に、足りなかったとしたら、2015年以降は慢性的に米の供給量が不足している
  状況であった可能性もあるが、2024年に問題が顕在化したのはなぜか?
・価格が高騰したのはどのようなメカニズムによるものか?
減反は足元でも続いているが、産業として維持できる水準点を下回る前のどこかで、
 少なくとも水平飛行に移行しないといけないはず。
 そのあたりの検証や予測・シミュレーションはどうなっていたのか? 等々

 

農林水産大臣を担ぎだしたのは夏の参議院選挙対策の一環だろう。
オールドメディアたちもそのちょうちん持ちをしているようである。
言葉のトーンに惑わされ易いが、強烈なリーダーシップを発揮しているわけでもない。誰がやっても同じぐらいの効果、想定範囲内の結果ではないかと思う。

お米の価格の適正化は喫緊の課題ではあるが、それと同時に重要なのは、今回の反省・検証のもとで打ち出してくる施策だと思う。

必要なのは、日本のコメ農家が適正な価格で米を売ることができ、事業として十分な採算性が確保でき、産業として自立できること。かつ、消費者が納得できる価格で購入できること。そして安定供給に向けて、生産・供給と需要の動向のデータをビビッドに把握できるしくみなどを再検討、再構築することだと思う。
また、コメ製品の高付加価値化や製品の多角化、コメ食やコメ活用の需要喚起等々、マーケティング等の強化による需要拡大にも伸びしろはあると思われる。

「仮想敵を作り上げ、それを叩いて改革する」という、短く、威勢の良い、聞こえのよい「改革」フレーズが出てくるかもしれない。
オールドメディアもそれを持ち上げるかもしれない。

その時、われわれ国民は冷静な目で、
・これまでの問題点の解明と対策がエビデンスとともにわかりやすく示されるか?
・目指すべきゴールが施策としてのゴールになっているか?
を見定めていくことが大事だと思う。

エビデンスの提示や明確な説明なしに施策が打ち出された場合には、
そのウラに別の動機が潜んでいる可能性を疑った方がよいかもしれない。

1993年と2025年では、日本という国のもつ「体力」「回復力」は違う。
「改革」は、間違っても、日本を壊すようなものであってはいけない。

平成と令和のコメ騒動によって、主食となる農産物(コメ)については、少なくとも自給自足できることが経済安全保障上の面から重要性が高まっていること。そして、なによりもコメが日本人の心の安定(安心)に深くかかわっていることが再認識されたのだから。

ラガブーリン8年

ラガブーリン8年を開封

16年は1万円超で予算オーバー。

今回は8年。

 

ラフロイグ10年

ボウモア12年

カリラ12年

アードベックTEN

につづいてアイラ5銘柄目。

 

スモーキー、ヨード臭 はしっかりある。でも、

ラフロイグほどのクセは感じず飲みやすい

アードベックと比べると味わいはシンプル?!

 

【あくまで私個人の嗜好】

今後、アイラを一巡したあとのリピート候補を考えた場合、

ラフロイグやアードベックを押さえてこれを飲みたいと思うことはないかも・・・

 

次のチャレンジは、キルホーマン、ポートシャーロットあたり。

 

ラガブーリン8年

在留外国人統計

在留外国人の増加、特に、中国人やクルド人の動向について、最近、メディアでとりあげられるのをみかけることが増えた。

気になっていたので、公的な統計である法務省出入国管理庁の「在留外国人統計」を調べてみた。毎年、6月と12月時点の統計が公表されている。

 

最近話題になっている難民申請中で仮放免となった状態で定着状態にあるクルド人などは、こうした統計では把握されず、残念ながら、その動向を把握することはできないようだ。

では、もう一つの話題、中国国籍の在留外国人の動向はどうだろうか?

 

下図は200012月以降、毎年12月の在留外国人総数の動向である(ただし2024年は6月の統計)
右肩上がりの増加基調だが、
2009年から2012年と2020年から2021年は前年比減となっている。
前者は東日本大震災以前の
2009年から減少しているので、リーマンショック等の影響もありそう。
後者は新型コロナウイルス感染症パンデミックが発生し、世界各地でロックダウンにより人流が滞っていた時期。
これらの時期以外は増加しており、足元
2022年~2023年は2年連続で対前年比10%超の大幅増となっている。

 

下の図は、国籍別にみた外国人登録者数と構成比の2012年以降の推移である。

実人数で最も多いのはやはり中国である。20246月現在、844,187人で全体の23.5%を占めている。

次いで多いのがベトナムの600,348人(16.7%)。以下、韓国411,043人(11.5%)、フィリピン332,293人(9.3%)、ブラジル212,325人(5.9%)、ネパール206,898人(5.8%)、インドネシア173,813人(4.8%)と続いている。

かつて多かったフィリピン国籍の人数は微増、ブラジル国籍の人数はほぼ横ばいである。
また、韓国籍の人数は減少傾向にあり、2012年時点では26.3%と全体の4分の一を占めていたが、2024年の割合は11.5%まで低下している。

こうしてみると、2012年以降、顕著な増加がみられる国籍の筆頭はベトナム。そして、インドネシア、ネパールとなっている。

・ 20122014年は韓国・朝鮮が合算されており、2015年以降、韓国と朝鮮別の統計となっている。

 

外国籍の人はどの地域(都道府県別)にいるのだろうか?

下の図は、都道府県総人口に占める登録外国人の割合について、2000年と2024年を比較した散布図。

すべての都道府県で、2024年の割合は2000年より上昇している。(45度線(図中赤い点線)左上側に位置)。

2000年時点から割合が最も大きく上昇(45度線からの距離が最も大きい)しているのは「東京」。
次いで、「愛知」「群馬」「三重」「岐阜」「茨城」「千葉」「埼玉」といったところが割合とその伸び幅が大きい地域となっている。

一方、2000年時点で「東京」の割合を超えていた「大阪」は、相対的に低い伸びにとどまっている。「京都」や「長野」も同様の傾向にある。

全体を俯瞰してみると、全国平均を上回るのは、関東圏、中京圏、近畿圏といった人口集中地域である。

 

次のグラフは別の角度から地域別にみたものである。

横軸は都道府県別にみた日本人人口の増減率(2000年⇒2024年)、縦軸は同じく外国人登録人口の増減率である。

日本人、外国人ともに増加しているのは、右上側の円い点線で囲んだ地域。

それらより左側にある都道府県は日本人人口が減少している都道府県であるが、その中で外国人人口が高い増加率を示しているのは「熊本」「北海道」「鹿児島」である。
前図でみたとおり、絶対数は少なく、総人口に占める割合はまだまだ小さいが、伸びだけをみるとかなり大きい。
「宮崎」「佐賀」「香川」「大分」「愛媛」などが、次いで増加率の大きい地域となっている。

一方、「秋田」「青森」「岩手」「山形」「和歌山」など、日本人人口の減少率が大きい地域における外国人登録人口の増加率は低い水準にある。

 

ここまでの図は、すべての「在留資格」を合算した統計をみたもの。

「移民」というワードで考えた場合には、日本への「定着」という観点で捉える必要がある。

そこで、在留資格別の「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」「特別永住者」を、日本への定着を前提とした人口と定義して、分析してみた。

 

下の図は横軸に外国人登録総数の増加に対する国籍別寄与度、縦軸に上述の「定着を前提とした人口」の増加に対する国籍別寄与度をとった散布図である。

確かにベトナムは登録人口総数の増加への寄与度の大きさでは突出している。
しかし、定着人口増加への寄与度は他国とそれほど変わらない位置にある。「特定技能」や「技能実習」等の資格が多いためである。

これに対して、中国は、登録人口総数の増加、定着人口の増加のいずれに対する寄与度も大きく、特に、定着人口増加の寄与度は他国を5ポイント超上回り最も高い。定着人口全体に占める割合も増大している。
こうした点からは、やはり中国人の日本国内への定着が進んでいることが窺える。

最後の図は横軸に人口10万人当たりの中国国籍在留者数(2024年時点)、縦軸に人口10万人当たりの中国国籍定着者数(2024年時点)をとり、都道府県別に散布図を描いたものである。

いずれの都道府県についても、45度線近傍に位置しており、総数と定着人口には強い相関がみられる。しかし、人数の水準が高い地域は、ここでも「東京」「埼玉」「千葉」「大阪」「神奈川」といった人口集中地域である。

 

ちなみに、市町村統計をみると、中国籍人口が最も多いのは埼玉県川口市となっている。

また、京都では、京都大学のある左京区、東京では早稲田大学等のある新宿区なども多くなっている。

 

自然増、社会増対策は、人口減少社会において、地域の課題の中で取り上げられることが多いが、自然増は日本人全体の課題である。

一方、社会増は日本国内でみれば、ゼロサムゲームである。地図上で俯瞰してみれば、人口集中地域から減少地域への分散を図って、人口を国土に「均霑化」するしかない。地域ごと個別に人口誘因となるインセンティブを掲げて頑張る活動だけで、望ましい形で均霑化が図れるだろうか?

さらに、世界全体の中で捉えても、いずれ多くの国が人口減少過程に入っていく予測になっている。そうした中で、「移民」という形での社会増がはたしてうまくいくのかわからないし、上図をみると、今までのところ、外国人の定着が、人口を国土に均霑化するという面に寄与しているようにはみえない。

 

kaz-azkw.hatenablog.com

 

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Guitar Hero達

永遠のGuitar HeroJimmy Page ではあるのだが、

思い返せば、それ以外にも、よく聴き、コピーしたギタリストはたくさんいた。

 

George Harrison   R.I.P.

小学校の終わりからBeatlesを聴き始め、中学の間はずっとアコースティクギターでコピーしていた。

4人のソロアルバムの中で、最初に買ったのもGeorge Harrison

Living in the material world Dark Horse。

この選択は、当時、All Things Must Pass が3枚組で高かったから。

今こうして挙げてみると、

お気に入りはアコースティック・ギターのナンバーが多い。

 


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Bill Nelson

Be Bop Deluxeのギタリスト、リーダー。.

中学時代に読んでいた雑誌に載っていた彼らのデビューアルバム「Axe Victim」評にはJimi Hendrixの再来か?みたいにかかれていたことを覚えている。

中学時代は、渋谷陽一のヤングジョッキーで紹介されたBBCライブの2曲を知っていたぐらいだったが、高校でバンドを組んだ友人が、彼らのレコードをすべて持っていた。

セカンドアルバム「Futurama」に納められた Maid in Heaven SoundTrucKをバンドで演奏するようになりどんどんのめりこんでいった。

日本では出ていなかったCDをロンドンで入手して持ち帰ってきたのもCockney Rebel と Be Bop Deluxe。ただし、Be Bop Deluxe解散後は、ギターサウンドからエレクトロポップへ路線が変わって、そこからはBill Nelsonをフォローしなくなった。

クセが似ているのか、コピーするのにあまり苦労しないギタリストだった。

日本とも縁があり、YMO高橋幸宏と関係があり、Wikiによれば、奥さんは高橋の元妻らしい。


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Kieth Richards

Rolling Stonesを本格的に聴き始めたのは高校からだと思う。

中学時代はラジオで特集された初期のアルバム曲を聴いて知っていたが、

Kieth Richardsのギターに本格的にはまったのは、Beggars Banquet以降のアルバムを聴くようになってから。

決してうまいわけではないが、Honky Tonk WomenBrown SugarStart Me UpWindow95CMに使われた)、Midnight RamblerBeast of Burdenなどのオープンチューニングのリフは、単純だが、何度聴いても「かっこいい」。

 


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カッティングといえば、
オルタネート・ストロークでリズムとリードを同時にとるWilco Johnsonの奏法も斬新だったし、新しいところでは、Red Hot Chill PeppersJohn Fruscianteもお気に入りのギタリスト。Red Hot Chill Peppersは映画「DEATH NOTE」を観るまで聴いたことがなかった。

 


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Jeff Beck R.I.P.

 中学の終わりごろ聴いたWiredの一曲目「Led Boots」は衝撃だった。

そこからJeff Beck Group~BB&A~ ソロ(フラッシュまで)と聴いていった。

レコードは処分してしまったが、今でもCDは持っている。

かなり聴きこんだが、コピーはあまりしなかった。

 


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ここまでくると、Eric ClaptonJimi Hendrixがいるが、エアチェックでテープには録音したが、レコードやCDはなぜか買わなかった。なぜだろう。聴いていてかっこよさは感じなかった。そのせいだろうか。

 

ほかにも影響を受け、コピーしたギタリストはたくさんいるが

いまだに「ロックってかっこいい」と感じさせてくれるギタリストは

Jimmy Page Kieth Richards、そしてCharの3人に絞られる。

 

Led Zeppelin Becoming  今秋日本公開決定

『Becoming Led Zeppelin

欧米では2月から公開されていたが、日本は同時公開ではなかった。

 

レッド・ツェッペリン:ビカミング』の邦題で、

2025年秋にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開決定。

 

というアナウンスがようやくあった。

具体的な日付は発表されていないようだが・・・

 


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TOHOシネマズのサイトでも6月公開予定作品までしか掲載されていないので

詳しい情報はまだ先になりそうだが、待ち遠しい。

 

 

非関税障壁

 

トランプ大統領の「相互関税」

対日関税24%が発動された。

と思ったら上乗せ分の関税は90日間停止となった。

 

結局のところ、

ディールのためのカード(持ち札)なんだろうけど、

周りがビビって想定以上に右往左往している。

ゲーム自体が流れてしまうと困る。

ゲームは続けたいので、いったん仕切り直しにしてあげてもいいよ。

という感じなのだろうか?

 

相互関税が24%になる根拠はというと

非関税障壁」も加味した上での設定ということらしい。

 

非関税障壁(Non-Tariff barriers)という用語

市場開放問題関連の調査の仕事をして以来、久しぶりに聞いた。

30年ぶりぐらいだろうか。

 

19801990年代 日米貿易摩擦

あの頃も自動車はやり玉に挙げられていた。

日本の業界も対米輸出台数に自主規制までかけていた。

 

日本は自動車の基準認証制度が複雑

→ ゆえに、外国車(特にアメ車)の市場参入の障壁となっている。

日本は電気製品の基準認証制度が厳しすぎる。

→ 民に任せないことが外国メーカー参入の障壁となっている。

日本は建築基準法や行政への手続きが複雑すぎる。

→ ゆえに、公共事業等政府調達への外国企業の参入障壁となっている。

日本は医薬品承認プロセスの国際化が遅れている。

→ ゆえに、海外製薬メーカーの市場参入障壁となっている。

トレーラーハウスはあくまで車両だ。

→ 用途によって建築物として扱うことで輸入を阻んでいる。

  (地面に固定して使用したら建築基準法の適用をうけるし、固定資産税もとられる)

などなど、挙げればきりがない。

 

日本の自動車基準認証制度は当時に比べればかなり整理されたはずだ。

電気用品取締法は電気用品安全法になり、かなり規制緩和された。

医薬品に係る規制や基準作成は国際的なハーモナイゼーションが進められた。

 

アメリカには連邦規則集(Code Of Federal RegulationCFR)がある。

自動車や医薬品など政府の規制が必要で州をまたがるものについてはCFRが適用される。

しかし、建築物などの州内固定のものごとには州の法律や規則が適用される。

それらは州によってまちまちだ。

建築基準法なども、モデルとなる規則集をつくる団体がいくつかあり、

それらをもとに州ごとに建築基準をきめていると聞いた。

地震が多いカリフォルニア州等の西部地区では、耐震基準が厳しいという話だった。

 

日本は政府も企業も相手国をよく調べて、市場に順応する努力をしている。
(政府については「あの頃までの」という接頭語をつけた方がよいのかもしれない)

アメリカはというと、政府も企業も決してバカではない。

ただし、相手を知ろうとせず、どちらかというと強引さが目立つ。

ベンツやBMWボルボを見かける頻度と、アメ車をみる頻度に大きな差が生まれているのはなぜか?

学問としてのMarketingは発達させてきたのに、Market In ではなく、Product Outで押してくる。

それがうまくいかないと、政治的な圧力を使って、相手国の市場が悪い(閉鎖的等)と難癖をつける。

エスノセントリズム(ethnocentrism)」のような潜在意識が見え隠れする。

 

外圧は今にはじまったことではない。

日本だって国内産業を守り、安全保障の面からも自給率を上げないといけない分野がある。

ディールには情報と知識とロジックで対応するしかない。

対等な勝負ができるディールだと思うのだが、今のリーダーにできるだろうか?

 

Char Vs. 沢田研二

沢田研二
ベストテンなどのテレビの歌番組全盛の頃は歌謡曲枠として扱われていたが、
沢田研二はロック・ボーカリストだ。
声の艶と色気がすごい。
海外アーティストでいえば Paul Rogers のような感じ。


Char
"Smoky"、"Shinin' You, Shinin' Day"の演奏をテレビで初めてみた時は衝撃的だった。
ギターの上手さもさることながら、演奏している姿が恰好良かった。
日本人の中では最も好きなギタリスト。
初期NSPのバックでギターを弾いていたことは後で知った。

 

最近、この二人が共演した番組映像がYouTubeにアップされているのをみつけた。
テレビ番組のようだが、残念ながらリアルタイムでみた記憶はない。

Tokyo Night(Char)~憎み切れないろくでなし(沢田研二)~Satisfaction

憎み切れないろくでなし 出だしのCharの歌もなかなかよいが
Satisfactionの出だし、沢田研二の歌いだしは圧巻。   It's awesome!

 

 


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風邪に抗菌薬 AMR?医療費適正化?

 

高額療養費の負担限度額引き上げ、OTC類似薬の保険適用外しなど
高騰する国民医療費の適正化策=抑制策の議論がさかんだ。

高額療養費の負担限度額引き上げについては、ひとまず凍結となったが・・・

あるテレビ番組で、OTC類似薬の保険適用外しについての話題を取り上げていた。
医療経済学者が出演していろいろと解説し、医療費の適正化について話題が拡がる中で、
効率性の低い医療についての見直しという観点で、
「風邪への抗菌薬使用」をとりあげ、その医療費適正化効果の話をしていた。

風邪の原因の多くはウイルスが原因といわれている。
抗菌薬(細菌に対する薬)はウイルスに対しては効かない

厚生労働省は「抗微生物薬適正使用の手引き(第3版)」で、
風邪などの上気道感染症や急性下痢症などの多くはウイルスが原因とされるため、
その可能性が高い場合には抗菌薬投与を行わないことを推奨している。
 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001168459.pdf

この手引きの本来の目的は、不効率な医療の適正化ではない。
不適切な抗菌薬の使用によって抗菌薬の効かない薬剤耐性菌が生まれることを防ぐ
「薬剤耐性(AMR)*対策」である。
薬剤耐性菌が公衆衛生上の大きなリスクになる可能性を想定してのものだ。
医療費の適正化はAMRの推進によって得られる副次的な結果といえる。

  *AMR Antimicrobial Resistance

出演していた医療経済学者は当然わかっていることだろうが、
番組でのテーマと尺の関係で、話を端折る必要に迫られて、
医療費適正化に寄せた話ぶりになってしまったのだろうとは想像する。

薬剤耐性(AMR)問題については、AMR臨床レファレンスセンターという機関があり、
さまざまな調査研究を行っている。
その一つに、抗菌薬・抗生物質および薬剤耐性について、一般人にどのように認識されているかを把握し、問題点と今後の取り組みの方向性を提示することを目的とした意識調査がある。

 「抗菌薬意識調査レポート」2024
   https://amr.ncgm.go.jp/pdf/20241004_report.pdf

そのデータを一部をピックアップすると、

 Q 「抗菌薬・抗生物質はかぜに効く」
     「間違っていると思う」(正解)  25.9%
     「正しいと思う」(不正解)    39.0%

 Q 「抗菌薬・抗生物質はウイルスをやっつける」 
     「間違っていると思う」(正解)  16.0%
                「正しいと思う」(不正解)               58.5%

風邪の治療に抗菌薬を使用しないことについて、
患者側の理解がまだじゅうぶんに浸透していないと考えられる状況であることが示されている。

 

風邪等で受診した際に、薬を処方してもらえないと、不安や不満を持つ患者がいるらしい。
上述した「手引き」には、風邪に抗菌薬を処方しない理由を医師から患者への説明する例が記載されている。

AMRについては、医療者と患者の情報の非対称性が大きいことを前提にするならば、
医療者からの説明で啓発し、それに対してインセンティブをつけて後押しするという考え方には一理ある。
一方、セルフメディケーションの推進や患者アドヒアランスの向上の面から医療(治療)の効率性を高めるという観点にたてば、
賢い患者(医療消費者)を育成するための教育などAMR臨床レファレンスセンターのような活動も重要だと思う。

ただし、いずれの場合にもコストは発生している。費用対効果としての分母。
対して効果は分子にのせる効果は2つある。
ひとつは薬剤耐性菌の発生を抑止することで得られる効果
もう一つはAMRを進めることで得られる医療費の適正化効果

前者を分子とするからこそコスト(の負担)に意味があるのだと思う。

 

 

 

 

 

電撃的東京

洋楽メインで聴いていて、古くはレコードやCD、今だとApple Musicなど
所有している(いた)音源も、圧倒的に洋楽が多い。
でも、日本の音楽をまったく聴かないわけでもない

Creation、紫、Condition Green、BowWow、Sadistic Mica Bandなどを聴いていたし、
沢田研二郷ひろみ、NSP、Char、米米クラブは何枚かレコードやCDを持っていた。

 

近田春夫とハルオフォン「電撃的東京」

昭和の歌謡曲をロックにアレンジしてカバーした1978年のアルバム。
はじめて聴いたのは高校時代、友人が貸してくれたレコード。
その後にCD化された時に自分で買った。

フォーリーブスブルドッグ

郷ひろみ「恋の弱み」

森進一「東京物語

ザ・ピーナッツ「情熱の砂漠」

平山三紀「真夜中のエンジェル・ベイビー」 など

 

もともとアップテンポでロック調にアレンジしやすい選曲だし、アレンジも原曲のイメージをあまり崩しておらず比較的シンプルなものが多い。

最近では、こうした歌謡曲をカバーするアーティストをよくみかけるし、
アレンジも録音技術も進歩している。

しかし、ビートルズレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、イーグルスなどを聴きまくり、バンドにのめりこんでいた40年前の高校生には、このレコードで彼らのやっていることがとにかく新鮮だったし、こういうアプローチもあるのだという刺激を受けたインパクトのある作品だった。

 

 

習慣と信頼

「なあ青柳。人間の最大の武器は何だかわかるか?」

「さあ」

「習慣と信頼だ」

 

伊坂幸太郎の小説「ゴールデン・スランバー」

物語の序盤で
主人公青柳雅春とその大学時代の友人森田森吾の会話の中に出てくる言葉。

物語を通底するキーワード。

 

「習慣」・・・日常の決まりきった行いのこと
個人のレベルでは「習慣」を持つことはその人の強味になることがある。

しかし、「習慣」を強味にできるのは、どちらかといえば定常性のある世界を前提としている。
これから社会は大きく変化していくであろう。
だとすれば、短命におわる「習慣」だったとしても、
変化する社会に「適応」して
絶えず新たな「習慣」を作り出す力を持つことが人間の強味になるのかもしれない。

「信頼」・・・信じて頼りにすること。頼りになると信じること
個人レベルでは、人と「信頼」関係を築けていることは強味であろう。
国レベルでも、国民に「信頼」されている政府は強いといえるだろう。

残念ながら、今の日本(の政府)は、国民からの「信頼」が徐々に失われているように思える。
国家運営の中枢を担う政治家や官僚に対して、あるいは日本の社会システムに対して、
国民の「信頼」がどんどん低下しているように思える。

信頼できる国に変わることを望む人たちがまだいることに希望はあるが、
国や社会の将来についての「信頼」が失われれば、帰属意識も失われるだろう。
そして「安全・安心」も満たされなくなるだろう。

「裏金問題」も「商品券問題」も確かに「信頼」を低下させている問題だとは思うが、
もっと重要なことは、この国と社会の将来に対する「信頼」だと思う。

ここに「信頼」がなければ、
例えば、手取りが多少増えたとしても、
防衛的なマインドが根強く残り、現在の生活を楽しめないだろう。

目先が良くなる短期的な対応の一方で、将来に禍根を残すかもしれない対応が同時に進んでいるように思えてならない。