2020年元旦
31日から2日までの予定で、施設にいた父の外泊許可をとり、実家で過ごす予定だった。
元旦の昼を過ぎたころ、父が悪寒を訴え、震えだした。
熱を測ると39度。インフルエンザを疑った。
元旦で病院がなかなか見つけられず救急車を呼んだ。
病院の待合はたぶんインフルエンザであろう患者でいっぱいだった。
インフルエンザではなく胆嚢炎。即入院となった。
1月~2月は面会可能だったが、新型コロナウイルス感染症の流行がはじまり、
3月以降は面会中止となった。
3月、看護士に車いすを押されて廊下を移動する父の後ろ姿を遠目にみたのが最後だった。
結局、誤嚥性肺炎で父は6月に亡くなった。
6月はじめの深夜、急変して朝までもたないかもしれないとの連絡を受けて、
一人病院に駆けつけた。
個室に移してもらい、家族を呼び寄せた。
妻と子供たちは、直接であれば20~30分で病院に到着できる。
だが、実家に立ち寄り母を連れてくると1時間半近くかかり、
迎えに行けば、全員間に合わない可能性が高い。
結局、かわいがってくれた孫二人に見送られて父は亡くなった。
元旦になるとこの一連の出来事を思い返す。
2025年1月3日
母の入居する施設からコロナ陽性で発熱との連絡を外出先で受けた。
軽い肺炎を起こしており入院となった。
今回もインフル、コロナの流行で面会はできない。
現在は小康状態との報告を受けているが、高齢なので予断は許さない。
俳優の戸田恵子さんが、小澤征爾さんの訃報に触れて、自身のブログに綴っていた。
「中でもNew York郊外で行われたコンサートに行き損ねた事は
本当に悔いが残ってます。
いつかなんて無いのだ。絶対、行かなければならなかった!」
Carpe diem;seize the day;一日を摘め(今を生きろ)
死を意識したことばではないが「一期一会」
次の瞬間に何かが起きて、そこから先は今の延長線上にはないかもしれない。
「死」ではないとしても「何か」が起きて、次の機会はやってこないかもしれない。
「何か」は、自分ではなく自分のまわりで起きるのかもしれない。
やりたいことや目標を持つことは大事だ。
先送りせず、今、やるための時間を作り、
悔いを残さぬよう、今できることはできるかぎり今やる。
「いつかなんてない」
正月を迎えるたびに、この思いは強くなっている。
いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 褪(あ)せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日(あす)の月日は ないものを
「ゴンドラの唄」 詞:吉井勇
少し遅くなりましたが
今年もよろしくお願いいたします

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